事前申し込みを締め切らせていただきました。2010年8月2日0:05

フィリス・ソロモン教授によるプログラム評価講演会

フィリス・ソロモン教授によるプログラム評価講演会 科学的根拠にもとづく実践(EBP)プログラムの形成評価と 国際的技術移転の方法、評価人材育成の課題 
International Transfer of EBPs: Evaluation Methodologies & Implications for Training Social Work Evaluators

このたび、日本学術振興会・外国人招へい研究者(短期)事業および文部科学研究費補助金基盤研究に基づいて、 ペンシルバニア大学社会政策・社会実践学部教授フィリス・ソロモン先生をお招きし、プログラム評価講演会を開催いたします。

ソロモン先生は、利用者サイドの視点からより良い地域精神保健福祉サービスのあり方を追求して来た著名な実践研究者です。 科学的な効果評価が困難と思われていた地域を基盤とする対人サービスプログラム領域において、 積極的にランダム化比較試験(RCT)等を用いた科学的プログラム評価を実施して社会に大きなインパクトを与えるとともに、 EBPプログラムの実施・普及に関わる多くの優れた研究業績を積み上げて来られました。 2009年には研究方法論面での集大成とも言える御著書をOxford大学出版から出版されています (Solomon P: Randomized Controlled Trials: Design and Implementation for community-based psychosocial interventions, Oxford University Press, 2009)。

日本でも科学的根拠にもとづく実践(EBP)プログラムに対する関心が高まり、 諸外国・他地域で研究的に開発された効果的な援助プログラムを、各実践現場で日常実践に反映するための実施・普及の取り組み、 そしてそれを担う評価人材の育成が社会的な課題になろうとしています。ソロモン先生のご講演では、 近年アメリカなどで急速に発展した移転科学・研究(Translational Science/Research)や実施科学・研究(Implementation Science/Research) の最新動向を踏まえて、これらの課題の今後の方向性についてお話をお伺いしたいと思います。またご講演を踏まえて、 日本において効果が立証されたEBPプログラムを幅広く実施・普及するための方策、研究開発された効果的プログラムを実践現場に移転するためのアプローチ法の開発、 EBPプログラムの実施・普及を担う評価人材の育成方法などの課題を共に考え意見交換ができれば幸いです。

ご関心をお持ちの多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

    2010年7月

日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科
研究科長 大 島 巌(日本社会事業大学教授)


日時

2010年8月5日木曜日 13:00-16:30

場所

日本社会事業大学教学A棟A401教室(アクセスマップ
〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30

共催

文部科学省組織的な大学院教育改革推進プログラム「福祉サービスのプログラム評価研究者育成プロジェクト」この講演会は、 同プロジェクト主催国際セミナー「福祉サービスのプログラム評価者・評価研究者育成の現状と課題~アジア型福祉社会創造に向けた福祉プログラム評価の活用のために~」 (8月4日5日開催)の一部です。国際セミナーに関する案内は、http://psilocybe.co.jp/0804/をご覧下さい。

参加者

科学的根拠にもとづく実践(EBP)プログラムの実施・普及とその方法論に関心をお持ちの研究者、大学教員、プログラム評価実務者、大学院学生など
※講演は英語で行われますが、日本語通訳が付きます。参加費は無料です。

申し込み方法・定員

下記の参加登録ページあるいはその他の登録先に、ご氏名、ご所属、連絡先をご連絡ください(事務処理上できるだけ参加登録ページからの登録をお願いします)。定員は100名(先着順)。希望者多数の場合はお断りをする場合があります。

連絡先・セミナー・講演会事務局

日本社会事業大学大学院教務課(担当:郷野美央)
連絡先 E-mail: oshima.jcsw@gmail.com  Fax 042-496-3101

パンフレット


事前申し込みを締め切らせていただきました。2010年8月2日0:05